管理職向けのワークショップの内容
社員研修として様々なワークショップを起用する企業も多いですが、その内容も多種多様です。管理職向けのワークショップというと、何やら難しい印象がありますが、一概にそうでもありません。ゲーム感覚で行われるものもあり、あらゆる方向から能力開発にアプローチができるものが人気になっています。
管理職に求められる能力は幅広く、単なるリーダーシップだけではありません。部下への合意形成や会議の進め方、支持能力やコミュニケーション能力など様々です。それらを学ぶには座学だけでは不十分なことが多く、頭で理解していても実技に置き換えないと実践には移せません。
例えば、月に不時着した宇宙飛行士という設定で、母線にたどり着くために15個のアイテムの中から最も重要なものを話し合いで優先順位をつけていくゲーム。このゲームではチームメンバーで話し合い、チームとしての1つの結論に合意形成していくというワークが出来ます。全員が納得できる結論を出合意形成の方法をゲーム形式で学べるのです。
最近は管理職向け研修と言っても、堅苦しいものよりこのようなゲーム感覚で行うものが好まれる傾向にあるようです。
部下への的確なコーチングが学べる
優秀なマネジメント能力を持った管理職が組織内にいなければ、若手社員の人材育成が捗りません。コーチング力が低い中間管理職の方々は旧態依然とした指導方法で若手社員を育てようとします。ひと昔前では通用したやり方も、今ではモラルハラスメントやパワーハラスメントになる可能性が高いです。せっかく採用した優秀な学歴とポテンシャルを持つ部下が離職しては企業の持続的な繁栄は厳しくなるばかりです。
管理職向けのワークショップを社内で定期的に開催し、各部署のリーダーを集めてコーチング力を鍛える機会をどんどん設けていきましょう。管理職向けの社内のワークショップで、ハラスメント防止の知識を学ぶ事で組織の人材流出が未然に予防出来ます。外部から専門の講師を呼び、管理職向けに若者とのコミュニケーション術を指導してもらうのも良い方法です。20代と40代では世代間ギャップがあって当然であり、新入社員と円満な関係が築ける術を中間管理職の方々が体得出来れば、職場でのトラブルが予防でき、技術継承や人材育成が捗る事でしょう。